2016年8月11日木曜日

最近、注目されている「ニットYシャツ」について

暑い夏が続きますね…。
クリーニング屋さんは熱を発する機材が多いので
この時期の作業場は温度が大変な事になります。(>_<)
水だけではなく塩分やミネラル分を常に補給しましょう!

さて、皆さんは「ニットYシャツ」というのをご存知でしょうか?
最近、紳士服を取り扱うお店などで人気が高まっており、
我々の業界でもクリーニングのご依頼を受ける事が増えています。


ニットYシャツ
生地の拡大画像
   

ポロシャツのような生地なので通常のYシャツと比べ通気性や伸縮性が良く、
ポリエステルなどの化繊を使った物は速乾性もありシワになりにくいのが特徴です。
つまり夏に着用するには“うってつけ”の商品と言えます。


【ニットYシャツをクリーニング店に依頼する時は?】


機能的に優れたこのニットYシャツですが、
購入される前にご留意して頂きたい事がございます。

商業用の機械仕上げができない(Yシャツ立体プレス機)

ポロシャツと同じように生地自体が“編み物”なので、
見た目は普通のYシャツと同じでも機械で仕上げる事ができません。
つまり基本的には“手仕上げ”をするという事になります。

通常のYシャツと同じように立体プレス機で仕上げてしまった場合、
前立て(ボタンを合わせる部分)が縮んだり、袖丈が伸びてしまいますので、
風合いを崩したくない場合は手仕上げでのご依頼をオススメします。


「あれ? Yシャツなのにいつもと料金が違う…」

クリーニング店の受付でこのようなトラブルが増えているそうです。
私たちクリーニング組合加盟店ではお預かりした衣類の特性を考慮し、
風合いを崩さないよう最適なクリーニングを心がけています。

それゆえにお客様から直接ご指定を頂かなくても、
店側の判断で手仕上げを選択する場合がございます。
手仕上げをするという事はクリーニング料金も割高になります。
ぜひ商品の特性をご理解した上でご着用を頂けたらと思います。





近年、各業界でクールビズが定着しておりますが、
業種や部署によっては“ノーネクタイはダメ!”という所もあるそうです。
一般的にネクタイはシルク製の物が主流ですが、色の定着が弱いのが特徴です。
汗や皮脂などの汚れを放置すると、特に結び目となる部分が退色してしまったり、
夏の紫外線による色焼け、カビや臭いの原因にもなりますので、
安心と信頼の組合加盟店で早めに汚れを落としましょう!